小学生のための読書感想文の書き方:楽しく簡単な5つのステップ
公開日: 2024/09/29
こんにちは!夏休みや冬休みの宿題で読書感想文を書くのは難しいと思っていませんか?大丈夫です。この記事を読めば、誰でも楽しく簡単に読書感想文が書けるようになりますよ。さあ、一緒に読書感想文の書き方をマスターしましょう!
1. 本を選んで楽しく読もう
読書感想文を書くための第一歩は、自分が興味のある本を選ぶことです。
本の選び方のポイント
- 好きな題材や作家の本を選ぶ
- 表紙や帯を見て、面白そうだと思った本を選ぶ
- 図書館の先生や本屋さんに相談してみる
楽しく読むコツ
- 静かで落ち着ける場所で読む
- 気分が乗らないときは無理せず、少しずつ読む
- 分からない言葉があったら、辞書で調べるか、大人に聞いてみる
例えば、「かいけつゾロリ」シリーズ(原ゆたか)や「魔女の宅急便」(角野栄子)など、たくさんの小学生に人気の本があります。自分の好きな本を見つけてくださいね。
2. メモを取りながら読もう
本を読みながら、簡単なメモを取ることで、後で感想文を書くときに役立ちます。
メモの取り方
- 付箋を使って、面白かったところや感動したところにマークをつける
- ノートに、登場人物の名前や大切な出来事を書き留める
- 「なぜ?」「どうして?」と思ったことも書いておく
例:「ごんぎつね」(新美南吉)を読むとき
・ごんぎつね:いたずら好きだけど、心優しい
・兵十:貧しいけど、まじめな性格
・ごんが栗や松茸を持ってきた理由は?
・最後のシーンですごく悲しくなった
このようにメモを取ることで、後で感想文を書くときに思い出しやすくなりますよ。
3. 感想文の構成を考えよう
読書感想文には、基本的な構成があります。この順番で書いていけば、まとまりのある感想文になります。
読書感想文の基本構成
- 初めの言葉(本の題名、作者名、読んだきっかけ)
- あらすじ(物語の簡単なまとめ)
- 印象に残ったこと(好きな場面や登場人物について)
- 考えたこと(物語から学んだこと、自分だったらどうするか)
- まとめ(全体の感想、おすすめポイント)
例:「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子)の構成例
1. 「窓ぎわのトットちゃん」という本を読みました。作者は黒柳徹子さんです。
2. この本は、トットちゃんという女の子が、ユニークな小学校で楽しく学ぶお話です。
3. 電車の教室や、自由な授業が印象に残りました。
4. 一人一人の個性を大切にする学校の様子を読んで、みんな違ってみんないいんだなと思いました。
5. とても楽しい本なので、みんなにも読んでほしいです。
4. 下書きを書いてみよう
いきなり清書するのではなく、まずは下書きを書いてみましょう。
下書きのコツ
- 構成に沿って、思いついたことを自由に書く
- 文章の長さは気にせず、自分の言葉で素直に書く
- 具体的な場面や言葉を入れると、より分かりやすくなる
例:「くまのパディントン」(マイケル・ボンド)の下書き
くまのパディントンという本を読みました。ロンドンの駅で見つかった小さなクマの話です。
パディントンは、いつもマーマレードサンドイッチを食べています。失敗ばかりしてしまうけど、ブラウン家のみんなに助けてもらいます。
私が一番好きな場面は、パディントンがお風呂に入るシーンです。泡だらけになって大騒ぎになるところが面白かったです。
この本を読んで、新しい環境に慣れるのは大変だけど、優しい人たちがいれば乗り越えられると思いました。私も転校してきた友達には親切にしたいです。
パディントンの冒険はとてもわくわくするので、みんなにも読んでほしいです。
5. 清書して仕上げよう
下書きができたら、最後に清書をして完成させましょう。
清書のポイント
- 丁寧な字で書く
- 段落を分けて、読みやすくする
- 誤字脱字がないか確認する
- 文末表現を統一する(「です・ます」調か、「だ・である」調か)
仕上げのチェックリスト
- 本の題名と作者名は正しく書けているか
- あらすじは簡潔にまとまっているか
- 自分の感想や考えがしっかり書けているか
- 文章の順番は適切か
- 読み返して、意味が通るか
まとめ:読書感想文を楽しく書こう!
読書感想文を書くのは、最初は難しく感じるかもしれません。でも、この5つのステップを順番に進めていけば、きっと素晴らしい感想文が書けるはずです。
大切なのは、自分の言葉で素直に感じたことを書くことです。上手に書こうとしすぎず、本を読んで思ったことや考えたことを、そのまま表現してみてください。
読書感想文を書くことで、本の内容をより深く理解できたり、新しい考え方に気づいたりすることができます。これからたくさんの本を読んで、どんどん感想文を書いてみてくださいね。きっと、本を読む楽しさがもっと増えると思いますよ。
がんばってね!